複雑なオトナの人生模様 in 恋するベーカリー
2月19日より公開の「恋するベーカリー」を見てきました。試写会、ご案内ありがとうございました
私が見させていただけたのは、この映画のタイトルに「ベーカリー」、つまり「パン屋さん」というものが付いていたから。
パン屋さんを舞台にどんなドラマが?と期待して参りましたが…う~ん、これは…タイトルからは予想もつかない内容でございました。私、見させてもらって良かったのかしら~
多分、まだ公開前なので詳しいことは書いてはいけないと思うのですが、私にとってはその「想定外」は嬉しい裏切りでしたということだけは書かせていただきましょう。タイトルに感謝、久しぶりに素敵な映画を見ました。
今までの「主人公」は「カッコいい」存在だったかもしれません、でもここに登場するのはいくつになっても己の欲望と戦い続ける「かわいらしい」人々。仕事で成功して、気の合う友達や素直で優秀な子供たち囲まれていても、充ち足りない思いを抱えていることもあるオトナ達。オトナって上手に嘘が付けるから、傍から見たら裕福で幸せそうで、でも実は悩み深かったりするものですよね。
現代はIt's complicated、それはそれは複雑なお話です。そして、とてもハートウォーミングなお話です。
60になってこんなにかわいらしい女性でいられるということを教えてくれるメリル・ストリープ、私もこんな風に歳を重ねたいです
それには、秘訣があるようですよ。答えは本編の“ガールズトーク”の中にありますかなり赤裸々なトークなので男性は引いてしまう人もいるとか…そうね、私も女友達と行きたい映画かもしれません。でも是非男性にも見て欲しいなぁ、アレック・ボールドウィンのやんちゃぶりとスティーブ・マーティンのオトナっぷり、どちらも見ごたえありますよ
超豪華な配役に加えて、それに若手もいい味出していますそれにしても、女性がとても生き生きと描かれているのは女性の監督ならではなんでしょうね。
このタイトルはそれなりの戦略もあって付けられたということなのですが、くれぐれもパン屋修業ものとかではないのででも、パンをはじめとするたくさんのお料理が映画の随所でスパイスとなってはいますよ、私が気になったのはラベンダーのアイスとザックザクのチョコクロワッサン
アメリカではかなりのヒット作とのこと、日本でもそうなる予感がします。お早めに
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